パンク修理しました

ここ2ヶ月くらい、車の左前輪だけ少しずつ空気が減っているようで、先月も一度タイヤを外して石鹸水をつけて穴を探したのだが見つからず、空気を入れてしのいでいたのだが、約一ヶ月で2.5kg/cm2 が 1.5kg/cm2 くらいまで減っていたので、今度はタライをもってきて水につけてじっくり穴を探してみた。

結果、トレッド面とサイドウォールの間の角になっているところから、ごくわずか(タライの水に3秒に一度、泡が上がってくるくらい)の穴をみつけ、パンク修理をしてもらうことにした。

いつも行くお店はあいにく日曜休業で、どこかに修理やさんがないかと考えた所、いつもキャットフードを買いに行くペットショップの近くに、なんとかタイヤセンターというのがあったのを思い出し、そこに行ってみた。

tyre

Googleストリートビューから拝借

ニコニコしたお兄さんに左前輪の修理(Vulcanizing)を頼むと、クロスレンチでネジをゆるめてフロアジャッキで持ち上げ、タイヤを外して水につけて穴を探し出したので、家を出る前にマークをつけておいたところを指差して穴の場所を教えた所、すぐに空気を抜いてタイヤチェンジャーでホィールから取り外し、表からは見えなかった細い釘(太さ1mmくらい)を抜いてから、タイヤの内側にパッチを貼って修理してくれた。 料金は100ペソ(230円くらい)と格安で、しかも外から穴を広げてプラグを入れるのではなく、わざわざタイヤを外して内側から貼ってくれたのが嬉しい。

お店には、タイヤで遊んで汚れているが人懐っこい猫が何匹もいて、ほのぼのした感じのいいお店だった。

自分は年に3,000kmくらいしか車に乗らないが、フィリピンでは年に一度くらいはパンクする。 前回は今年初旬だったと思うが、狭い曲がり角で右後輪が路肩の穴にはまってしまい、角張ったコンクリでサイドウォールを破ってしまってタイヤ一本を交換したが、今回のような釘や木ねじ、鉄板の切れっ端などが刺さることはよくあるので、行きつけのパンク修理屋さんがあると安心だ。

福岡の病院でのタクシー突入事故について

先日来、大きなニュースとなっていた福岡の病院でのタクシー突入事故について、もう続報が出なくなってしまったようだ。 現在ドライバーは容疑者扱いで拘束されているのだと思うが、車が勝手に加速してブレーキが効かなかったという証言が真実であるならば、無実のまま単なる踏み間違いとして逮捕され、賠償を請求されることは、長く安全運転につとめてきたドライバーにとって死ぬほど無念なことだと思う。

警察が踏み間違いであることを証明できる証拠を示せるのであれば納得はいくが、それが出来ないならば車両の故障であることを証明せねばならない。 でも、警察官は自動車修理の経験者でも、コンピューター技術者でもないのできっと難しいだろう。

パソコンを長年使っている人は必ず経験していることで、Windowsのフリーズがあると思う。 Windows 2000以前ではOS自体の問題でしょっちゅうフリーズしていたのだが、以降はたまにフリーズやブルースクリーンに陥る程度に改善されている。 フリーズの原因は多数あると思うが、ソフトウエアのバグによるものと、ハードウエアの不調によるものに別れる。 ソフトウエアのバグは、製作者でも見つけるのは容易ではないし、ハードウエアはたとえばメモリの接触が多少悪かったり、静電気で壊れかかっている部品によって発生することもある。

同様の原因により、今回のタクシー(プリウスNHW20)に不具合が発生しないものか、いろいろな資料を見て考えてみた。

まず最初に思ったのは、アクセルペダルセンサーの不良による加速である。 最近の車は電子スロットル車がほとんどではないかと思うが、私自身の車(1999年のボルボS70)は、何度も電子スロットル本体が故障して苦労した。 原因は、電子スロットル本体についているスロットルポジションセンサー(二組のボリューム)の摩耗がメインだが、二組あるので片方がおかしくなると自動的にLimb Home Mode(びっこで家に帰る)に入ってノロノロ運転しか出来なくなるようになっている。 電子スロットルを開閉するためのアクセルペダルポジションセンサーも2系統になっており、片方がアナログ電圧、片方はPWMによるデジタル信号となっていて、こちらも片方が故障すれば警告灯が点灯する仕組みだ。

で、プリウスのアクセルペダルポジションセンサーがどうなっているのか調べたのだが、NHW11までは普通のボリュームが二組、NHW20からはホール素子を使った非接触センサーとのことだった。 (写真はインターネット上の掲示板から拝借しました)

NHW11まで
NHW11まで
NHW20以降
NHW20以降

アクセルペダルポジションセンサーの動作については、こちらのサイトに詳しく書かれているが、要は2系統の、それぞれ別のカーブをもつ可変電圧を出力するセンサを使い、ECU(Engine Control Unit)に入力された二つの電圧からアクセルペダルの踏み込み量を推定するという仕組みだ。

aps

上記の図で左側のセンサー部分の回路はボリューム2個で表記されているが、もしこのタイプのボリュームだと、GNDのケーブルが接触が悪くてGND側の電圧が0Vよりも上がった場合、アクセル開度は大きく見えてしまうので問題だ。

しかし、NHW20においては、こちらのサービスマニュアルにあるように、センサーはホール素子であること、それぞれのセンサーの電源、GND、出力はそれぞれ別のケーブルで独立してHV Control ECUに入力されているので、いずれかの線が切れたりショートしたりしても加速につながるような誤った信号を送る可能性はないと考えられるが、センサーに供給されている5Vの電源回路が故障して電圧が上がった場合は、相対的に高い電圧が出力されることになると思うので、HV Control ECU側の故障で発生する可能性はゼロではないと思う。 (この程度の故障ならば、間欠的に発生するものであっても簡単に再現できると思う)

aps_nhw20

アクセル系統の異常による加速、ということで考えると、アクセルペダルセンサーはHV Control ECUに接続されており、 HV Control ECUはメインのEngine Control Module に接続されている。 電子スロットルは Engine Control Module に接続されているので、HV Control ECUが誤ったアクセルペダル信号を検出するか、メインのECMがフリーズしているようなことがあれば、アクセルを踏み込んだ状態が維持されてしまう可能性はあるのだと思う。

接続図1
接続図1

では、ブレーキが効かなかった可能性はあるのかについて考えてみる。

私自身は実際のプリウスに乗ったこともじっくり見たこともないので知らないのだが、以前からプリウスのブレーキフルード交換は診断機がないと出来ない、という話は知っていた。(診断機はトヨタのディーラーや修理工場がもっている専用の機器で、コンピュータを制御する機能をもっているものである)。 NHW20ではどうなのか検索してみたら、こちらの修理工場さんのブログにかかれていた。 要約すると、ブレーキフルード交換(エア抜き)をするためには以下の手順でブレーキ制御禁止モードに移行しなければならないとのこと。

※訂正:下記手順は最新型のNHW30のものでした。 NHW20はやはり診断機をつないでモードを切り替えないと駄目なようです)

①パーキングブレーキをかけ、シフトポジンションP でIG-ON にする。

②シフトポジンションN で、ブレーキペダルの踏み込み、開放を5秒以内に8回以上行う。

③ シフトポジンションP で、ブレーキペダルの踏み込み、開放を5秒以内に8回以上行う。

④ シフトポジンションN で、ブレーキペダルの踏み込み、開放を5秒以内に8回以上行う。

⑤シフトポジンションP にする。

⑥ 電子制御ブレーキウォーニングランプ(黄)が点滅することを確認する

これだけやらないと、ブレーキキャリパーのブリードスクリューをゆるめてブレーキペダルを踏んでもフルードが押し出されてこないのだとしたら、普通の状態(ブレーキ制御モード)のときは油圧回路も電子制御頼みだということだろうか。 ちなみに、ブレーキペダルの Brake Pedal stroke sensor は Skid control ECUに接続されていて、Skid control ECUはブレーキのアクチュエータに接続されているので、多分メインのECMの動作とは独立しているのだと思うが、ECMがフリーズしていても正常に動作するのかはわからない。

manual2
接続図2

いろいろな可能性を考えてみたが、やはり実車をじっくり調べること、制御のロジックをメーカーが開示することがなければ想像にすぎないのだが、もし原因がECMのフリーズだったら証明するのは困難だろう。 車両は8年ほど問題なく動作していたようなので、もし8年間毎日10時間運転して、一度しか発生しないフリーズであれば、問題を再現させるのに何年もかかってしまうだろう。(問題がすべての同一型式の車両に発生するのではなく、いわば”ハズレ”のECMを積んだこの車両だけに発生すると仮定した場合)

もし自分がプリウスのようなブレーキ制御まで電子化されている車両に乗らなくてはならないのであれば(自分で買うことは絶対ないが)、電気的にECMをシャットダウンできるようなキルスイッチを追加しなければ安心できないと思う。 ごく簡単な、たとえば火災報知器のボタンみたいにカバーを指で押し破って押すような赤いボタンを車内に取り付け、ボタンを押せばECMのヒューズ部分でスイッチが切れるような単純なしくみでいいのではないだろうか。 button

ECMの電源を切れば電子スロットルは閉じるので、あとは運を天にまかせて電柱に突っ込んで止めるという手も可能だろう。

低燃費のためには電子制御は必須なのは十分理解できるのだが、絶対故障しないコンピュータはありえないので、たとえば違う設計のコンピュータが2台並列についていて、それぞれ別の技術者がソフトウエアを作ったもので、それぞれの計算結果が異なる場合はシステムをシャットダウンしてLimb Home mode(びっこで家に帰るモード)に入れるような処理になっていなければ、安心して運転することは出来ないと思う。 旅客機ならば可能だろうが、コストを削らなければならない車では無理だ、ということであれば、せめて手動でシャットダウンできる非常ボタンを取り付けてほしいと切に願う。 無実のドライバーが責任を押し付けられて刑務所に入れられるようなことがないように。

12月10日追記

EDRのデータは信頼できるのかについて。 事故原因の解明にEDRのデータ解析を行うとのことだが、EDR(Event Data Recorder)についてはこちらのサイトに詳しい解説がある。

文中には

In a Pennsylvania lawsuit related to the Toyota Prius unintended-acceleration controversy of 2009 and 2010, a team of Toyota engineers and NHTSA officials accessed the EDR of the car in question, showing that the driver was depressing the gas pedal instead of the brake, as he’d claimed.

とのことが書かれているが、ペンシルベニアで発生した意図しない加速について、EDRを解析したところ、ドライバーはブレーキを踏んでいたと話したが、実際はアクセルを踏んでいたことがわかったとのことだ。

しかし、EDRのデータの読み出しはOBD-II経由とのこと、ということはデータの取得もOBD-II経由でECMが出力したアクセルペダルポジションセンサー、ブレーキセンサーの値を記録しているということになる。 それぞれのセンサーから直接電線を引っ張ってきてEDRに接続しているのであれば間違いはないのだろうが、ECMがバグや故障で誤った解釈をしている場合は、OBD-II上に流れるデータも誤ったものになるはずである。

都合がいいことに、福岡県警は運転席のフロアマットが二重にしかれていたので、アクセルペダルにのしかかっていたんでは、という発表をしたようだが、その話とEDRの記録(がアクセルペダルを踏んでいたことを示唆した場合)をあわせて事件解決としていいのだろうか。

マットが二重なら、それで本当にアクセルペダルが踏まれたままになるのか、それは衝突時に衝撃で解除されるのかを再現実験で証明したとしても、必要条件は満たすが十分条件ではない。 事故当時にフロアマットがアクセルペダルを押していたことが証明されるわけではないからである。(もし事故後にもフロアマットがアクセルペダルを押したままの状態だったのであれば十分だが)

もし、EDRに事故当時の記録が残っていなかったとすれば、OBD-IIのデータが停止していたということになり、ECM故障(フリーズ?)の必要十分条件を満たすだろう。

3.2インチLCDでデジタル時計作りました(追記)

長年愛用していた、7セグLEDのデジタル時計(インド製)が故障して、時刻が止まったままになってしまった。 夜中でも時間が見やすいので重宝していたので、代わりを探していたが安くていいのが見つからない。

そんな折、以前の記事「ラズベリーパイ 役に立たないもの」で書いた、小さすぎて使いみちがない、ラズベリーパイ用3.2インチカラーLCDで時計を作ろうと思い立った。

使ったものは、以下の部品です。

  • 古いRaspberry Pi B
  • 3.2インチLCD (現在売り切れ中)
  • 余っていた4GBのSDカード

液晶は waveshare の 3.2インチLCDのコピー商品のようで、ドライバも互換性があり、waveshare のホームページからドライバ入りのイメージファイルをダウンロードすればそのまま使用可能なのだが、解凍して書き込もうとしたら、4GBのSDカードでは容量が足りず、新しいSDカードを買うのももったいない(というか、それならデジタル時計を買ったほうが楽)ので、Raspbian Wheezy の2015-05-05バージョンにドライバを入れて使用した。

すごく詳細な設定方法がこちらのサイトに解説されていたので参考にさせていただきました。

液晶が使えるようになったら、

を実行してブラウザ`chromiumとマウスポインタを非表示にする unclutter を入れます。

そして、

/etc/xdg/lxsession/LXDE-pi/autostart ファイルを以下のように書き換えます。

一番下の行の https://time.is/ja/just は現在時刻をブラウザ上で表示してくれるサイトのアドレスです。 このアドレスを変更すれば、ブラウザで表示できるサイトは起動時に自動的に全画面表示されます。 (たとえば自宅内の監視カメラのアドレスにするとか)

このデジタル時計のイメージファイルをGoogleドライブに入れましたので、よかったらこちらからダウンロードしてお試しください。 waveshare 3.2インチLCD互換品をもっていて使いみちがない方におすすめです。 Raspberry piはB、B+、2Bで起動します。 (保証なしですので、もし動かなくてもご勘弁ください。)

12月3日追記:12月2日から https://time.is/ に障害が発生しているようで接続することができなくなりました。 代わりに、 http://www.starstonesoft.com/testclock.htm に320x240ピクセルでちょうど表示できるデジタル時計を用意しましたので、上記 /etc/xdg/lxsession/LXDE-pi/autostart 内のアドレスを書き換えてください。 また、testclock.htm はOSで設定されているタイムゾーンの時刻を表示するため、そのままではUTCの時刻を表示します。 sudo raspi-config でタイムゾーンをお住まいの地域に修正してください。 SSHで接続するためのユーザー名、パスワードは raspbian のオリジナルと同じ pi, raspberry です。

時計のスクリプトは http://Clock.Bralla.com のものを参考にさせていただきました。

VPN+WIFIアクセスポイントにUSB WIFIドングルを追加する場合

先日 v2.0.0にアップデートし、WIFI-WIFI接続が可能になったVPN+WIFIアクセスポイントですが、このバージョンでWAN側もWIFI接続を使用する場合には、もともとWIFI機能をもっているRaspberry Pi 3に、さらにUSB WIFIドングルを追加して使用することになります。

OS上では WIFIアダプタが複数存在する場合、それぞれwlan0, wlan1…と通し番号をつけた名称が自動的につけられますが、OSを再起動するたびに通し番号が入れ替わってしまうことがあるため、VPN+WIFIアクセスポイントでは、起動したときに最初に付与された番号で固定するように設定されています。

そのため、はじめて起動するときにすでにUSB WIFIドングルが挿し込まれている状態だと、USB WIFIドングル側にwlan0が割り当てられたまま固定されてしまう可能性があり、その状態に一度なってしまうと回復させる方法がありません。

本製品では、アクセスポイントとなる側にはRaspberry pi 3内蔵のWIFIアダプタを「wlan0」として使用することを想定してプログラムされていますので、はじめて起動するときにはUSBのWIFIドングルや、その他のUSB接続のネットワークアダプタ、Bluetoothアダプタ等のものは接続せず、有線LANケーブルとイヤフォンだけを接続した状態で起動してください。 もしすでにUSB接続のWIFIドングルその他のデバイスを接続した状態で起動してしまった場合は、SDカードを書き直して設定をやり直してください。

その他の情報として、初回設定時にVPNサーバー名の設定を行い、接続に成功したことを確認後に再起動した際、イヤフォン端子から聞こえる音声が”起動しました”、”IPアドレスは...”、”VPN接続しました”、の段階で止まってしまい、そのあとに聞こえるはずの”ルーティングテーブルを書き換えました”がいつまでたっても聞こえないという現象が発生することがあるようです。 接続環境に関連するようなのですが、詳細がつかめておりませんので、もし同じ現象を経験した方がいらっしゃいましたらお手数ですが contact@starstonesoft.com (全部半角小文字です)までご連絡ください。

何卒ご協力をお願い致します。

ホームラジオとラジオサーバーをアップデートしました

長らくお待たせいたしました。複数のユーザーの方からご要望がありました、日時指定予約機能を追加し、ホームラジオ、ラジオサーバーの新バージョンを公開しました。

これまでのキーワード登録予約に加え、日時指定、毎日、毎週の予約が出来るようになりましたのでより便利にお使いいだけると思います。

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その他、ラジオサーバーでは録音ファイルの保存場所にUSBメモリを選択できるように致しました。

すでにご利用の方は、システム設定ページ下部の”アップデート”ボタンからオンラインアップデートを行ってください。

アクセルとブレーキの踏み間違い事故について考えたこと

特にここ数日は話題になっているようだが、AT車のアクセルとブレーキの踏み間違い事故について考えてみた。

よくあるパターンは、駐車場で止まろうとしたときにアクセル全開で店に突っ込んでしまったり人を轢いてしまったり、ということだと思う。

ならば、前後に障害物があるときにアクセルを踏んでもアイドリングを維持すれば、クリープでのろのろ進むだけなので被害はかなり軽減できるのではないだろうか。

自分の車(1999年のボルボ)が何度も電子スロットル故障で苦労したのでその構造についてはだいぶ勉強したのだが、最近は軽自動車でさえ電子スロットル装着の割合が多いようなので、折角だからそれを利用すれば既存の車両で事故軽減オプションがついていないものでも簡単に実現できるように思ったので、着想のみのアイディアとして書いてみようと思う。

たとえば、http://www.ebay.com/bhp/waterproof-ultrasonic-sensor で$7.28で販売されている防水の超音波式測距センサーを車の前後にとりつけて、マイコン基板(たとえばRaspberry Pi)で車両前後の距離を監視する。

ultrasonic
最大4.5mまで測れるセンサー 7.28ドル

あとは、アクセルペダルのセンサーの信号線を制御する仕組みを追加し、車両前後の障害物までの距離が設定値以内であれば、アクセルを踏んでも全閉時の抵抗値(または電圧)を維持するようにし、さらにブザーでも取り付けて”ブーー!”と音がすれば、クリープでのろのろ走りながら自分が間違ってアクセルを踏んでいることに気づけるのではないだろうか。

アクセルペダルのセンサーに制御を割り込ませる製品はすでに数多くの会社が”スロットルコントローラー”のような名称で出しており、車種別の専用ハーネスなんかも出ているので、それを流用すれば自作でもそう難しくなさそうである。

スロットルコントローラは、アクセルペダルを踏む量と電子スロットルが実際に開く量のカーブを少し変化させ、少し踏んだだけで電子スロットルをガバっとあけて車が早くなったように錯覚させる機能を持つものと理解しているが、その錯覚のために何万円も出すより、自分の足でアクセルペダルを多めに踏めば結局同じだと思われ、それだけの機能ではもったいない気がする。 数多くの車両のアクセルペダルセンサーの配線に関する情報をもっている会社であれば、障害物センサーとの組み合わせもいとも簡単に実現できると思うのだがどうだろうか。

試しに自分の車で試作品を作ってみたいと思うのだが、なにしろフィリピンの郵便事業会社が駄目すぎて、海外からパーツを購入しても届かないか法外な関税をかけられるかでえらい面倒くさいのがネックである。

 

VPN+WIFIアクセスポイントに WIFI-WIFI接続機能を追加

Raspberry pi 3 用のソフトウエア(イメージファイル) VPN+WIFIアクセスポイントに、WAN側をWIFI接続にできる機能を追加しました。

詳細については過去の記事にてご紹介しておりますが、VPN+WIFIアクセスポイントとは、SoftEther VPNクライアントが内蔵されているWIFIアクセスポイントで、ルータ機能(NAT機能)は有しないため、このアクセスポイントに接続したPCやスマホには、VPNサーバーが設置されている側のDHCPサーバーからIPアドレスが直接割り当てられるのが特長です。

そのため、たとえば日本の自宅のNTTひかり電話ルータのLAN側にSoftEther VPNサーバー(あるいはVPNサーバーBOX2)を設置し、海外ではVPN+WIFIアクセスポイントを使用してVPNサーバーに接続を行えば、海外のスマホには直接NTTのひかり電話ルータがIPアドレスを割り当ててくれるため、海外にいるときであってもスマホをひかり電話子機として発着信が可能となります。 (スマホ自体がもつVPNクライアント機能を設定して使用することも可能なのですが、私のAndroidスマホの場合、L2TP/IPSecで接続していても数時間たつとVPN接続が切断する現象が多発し、安定した着信を行うことは無理でした)

下の動画は設定完了後に電源を投入後、起動するときの様子です。

構成は、Raspberry Pi 3 model B, 外付けのスピーカー(設定時のみスピーカーかイヤフォンが必要ですが、通常使用時は不要)、5V1AのACアダプタ+マイクロUSBケーブル、そして今回WAN側もWIFI化するために、USBのWIFIドングルを接続しています。

こちらの動画では、すでにWAN側をWIFIに設定し、WIFIルータのSSIDとパスワードを入力した状態のものを起動していまして、スピーカーからは順に

  • 起動しました
  • IPアドレスは192.168.11.49 (3回繰り返し)
  • VPN接続しました
  • ルーティングテーブルを書き換えました
  • WIFIアクセスポイントを起動しました
  • ブリッジ接続を完了しました

という音声が流れています。 WAN側がWIFI接続の場合、電源投入後に音声が出始めるまで20秒ほどかかりますが、これはWIFI接続設定にしてあってもLANケーブルを挿し込んだときには自動的に有線LAN接続を優先させるための起動時の待ち時間が追加されているためで、有線LAN接続の場合は数秒で音声が出始めます。 起動が完了したら、スマホなどでVPN+WIFIアクセスポイントの設定画面で指定したアクセスポイントのSSID、パスワードで接続できます。

はじめて起動するときは、有線LANケーブルで接続した状態で電源を入れると

  • 起動しました
  • IPアドレスは ...
  • VPN接続の設定を行ってください

と音声が流れますので、聞き取ったIPアドレスでLAN内のPCやスマートフォンのブラウザで設定画面を開いてください。

設定箇所は「接続するVPNサーバーの設定」と、「WAN側設定」の二箇所です。

vpnsetting

Screenshot_2016-11-16-15-32-09

 

 

こちらは、AndroidスマホでVPN+WIFIアクセスポイントに接続したところです。 IP アドレス が192.168.5.5、デフォルトゲートウェイが192.168.5.1となっており、日本の自宅のひかり電話ルータからIPアドレスが付与されていることがわかります。

 

Screenshot_2016-11-16-15-32-24

 

AndroidスマホにインストールしたSIPクライアント Chiffon です。 この状態で、日本のひかり電話の電話番号での着信、発信が可能です。

 

 

 

 

上記動画のテストで使用しているUSB WIFIドングルは Tenda の W311MI で、RalinkのRT5370を使用したものですが、日本国内であればバッファローのWLI-UC-GMN(Ralink RT8070V使用)でも動作可能と思います。

もちろんこれまで同様に、USB WIFIドングルを刺さない状態で使用すれば、WAN側を有線LANとするVPNアクセスポイントとして使用可能です。

VPN+WIFIアクセスポイントはこちらからダウンロード可能ですのでぜひお試しください。 Vectorは最新版登録に数日の遅れがありますので、11月20日くらいまではGoogle Driveからダウンロードをお願い致します。

最後に、上記動画の中にうつっている電流計ですが、WAN側用のUSB WIFIドングルを追加した状態で、起動時の消費電流の変動を記録するためのものです。 ほぼ0.4Aのあたりで針が少しだけ上下しているのがわかるかと思いますが、下の画像はVPN接続済み、アクセスポイント機能にはAndroidスマートフォンを接続した状態でのメーターの画像です。

Exif_JPEG_420

最大10Aのメーターですが、針はやはり0.4Aのあたりです。 Raspbvery Pi 3 はメーカー推奨が2.5Aの電源アダプタとなっていますが、VPN+WIFIアクセスポイントにUSBドングルを追加した状態でアクセス中であってもわずか0.4Aしか流れませんので、いらなくなったスマホの充電アダプタのような、1A程度のものでも問題なく動作することを付け加えておきます。

最後の最後に技術的なお話ですが、今回のWIFI-WIFI対応は当初はRaspberry Pi 3 に内蔵の無線LANアダプタを、クライアントモードとアクセスポイントモードを同時に動作させることにより、USB WIFIドングルを追加せずに可能にしたかったのですが、

iw dev wlan0 interface wlan1 type __ap

で wlan1を作成することは可能でしたが、どうしても安定して動作させることができず断念しました。 いつか機会があればまた挑戦したいと思います。

歯医者に行ってきました

ここ数日、奥歯の歯茎が痛くて物が噛めず、飲み込むときに喉まで痛くなってきたので渋々歯医者に行ってきた。

近くて駐車場があって、薬局も同じビルの中にあるところ、ということでいつも買い物に行くスーパーが入っているビル内の Dr.Tooth Smile Dental Clinic に行ってきた。 Robinson’s Super Marketのテナントに入っているチェーン店のようだ。

とりあえず抗生物質の処方だけしてもらいたかったのだが、抜くか歯石取りしてから抗生物質、とのことで、仕方なく歯石取りのほうを選択してやってもらったが、約30分ほどで1500ペソ(3260円)。 何年か前に近所の別の歯医者でやってもらったときは半額ぐらいだったと記憶しているので結構高い。 抗生物質と痛み止めは合計で千円程度だった。

で、昨日の朝行ってきて抗生物質を3回飲んだところだが、今のところまだまだ痛い。 痛いところをガリガリやられたので余計痛くなった気がする。

高いし痛いし、うがいの水がやたら少ない(出が悪くて”もっと水頂戴”とお願いしても、コップの下2cmくらいしか入れてくれない)、普通は治療前に名前や住所、肝炎や出血性の病気の有無などを申告する紙に記入するがここは事後に名前と住所だけだったり、あまりお勧め出来ないです。

Makati Medical Center St.Luke’s のような大病院に入っているデンタルクリニックはその点安心なので、面倒でなければそういうところへ行くことをお薦めします。(値段も今回のところより安いです)

TVサーバーx2完成機の販売を終了しました

2006年の販売開始から10年に渡り、ご好評いただいてきました TVサーバーx2機の完成品販売を、本日2016年10月29日をもって終了いたしました。 長らくご高配を賜りまして誠にありがとうございました。 今後もご利用者の方々へのサポートは変わりなく継続してまいりますので、ご用の際はお気軽にご連絡ください。

販売終了の理由は、Windows 7 プレインストールPCの販売が10月末で終了するためです。 以降は入手できるPCはすべてWindows 10だけになりますが、TVサーバーx2の動作に必須のマイクロソフト製 Windows Media Encoder 9がWindows 10にはインストールできません。 また、Windows 8.1以前のOSでWindows Media Encoder 9をインストールしたあと、Windows 10にアップグレードしたPCではこれまでTVサーバーx2は動作しておりましたが、最近のWindowsアップデート後にWindows Media Encoder がエラーを返すようになって動作しなくなった事例も出ておりますため、OSの機能の信頼性(下位互換の継続性)にも疑問があり、販売終了を決定いたしました。

ビル・ゲイツさんが主席ソフトウエア設計者を務めていた2008年まで、Windowsは素晴らしいOSでした。 その後はWindows 8, 8.1 と迷走したわけですが、Windows 10で軌道修正されることを期待したものの、私の感触ではWindows 8.1よりも更に悪化したように思います。 根拠は、過去のOSで普通にできていたことができなくなっていること、Windows Media Encoder 9の動作もそうですが、VPN越しに255.255.255.255あてのブロードキャストパケットが送信できなくなっていた点など、実際に問題に遭遇し、解析をしなければわからない隠れた変更点が多くあります。

デフォルトのブラウザや動画プレーヤーなど、作りかけ感が否めないアプリケーションや、Windowsアップデートを行うと使えなくなるデバイスやソフトがあることなど、安心して使い続けているWindows 7 と比べると、品質の低下を感じざるを得ません。

 

OBDアナライザをバージョンアップしました

ELM327を使用したスキャナで車のECUと通信を行い、DTCコードの読み出しやエンジンチェックランプの消灯、各センサのライブデータの表示と保存ができるシェアウエアの OBDアナライザ をバージョンアップしました。

先日、OBDアナライザを試用していただいている方からご連絡があり、1996年製で、OBDのプロトコルがSAE J1850VPWの車両で、OBDアナライザとスキャナ間の通信は成功しているが、車両のECUからのデータ受信に失敗するとのことでしたので、ELM327の仕様書を再度読み直したところ、AT SP x というコマンドでプロトコルの設定ができるようになっていることがわかりました。

0 – Automatic
1 – SAE J1850 PWM
2 – SAE J1850 VPW
3 – ISO 9141-2
4 – ISO 14230-4 KWP
以下、5~9,A,B,Cまで省略

これまで、起動時は常にプロトコル自動判定で動作するものと思い込み、OBDアナライザのソフト側では起動時にELM327の初期化を行っていませんでしたが、仕様書を読むと、0以外の選択肢を一度選択すると(AT SP 1などを送信すると)、その値がEEPROMに書き込まれ、以降はそのプロトコル固定で起動するようになるようで、その状態になっていると車種が変わったときに動作しないことが考えられます。

そこで今回のバージョンアップでは、通信開始時に AT SP 0を送信し、ELM327をECUのプロトコル自動判定モードに設定できるオプションを追加しました。 オプションはデフォルトでオンになっていますので、これまでより幅広い車種で動作するようになっているかと思います。

自分の車の話ですが、1999年のボルボS70で、走行距離は178400kmの老体です。 気に入ってまして、故障しても出来るだけ自分で修理しながら乗っています。

普段使っているのはこちらのハンディスキャナ

Exif_JPEG_420

ライブデータを見ているところ(カメラのピントがあってません)

Exif_JPEG_420

外出中にエンジンチェックランプが点灯してしまった場合は常備しているハンディスキャナでDTCを読み出して緊急性が高いかどうか判断しているが、画像のようにライブデータは合計で5行しか同時に表示できないのでどのような状況でエラーになっているのかが判断しづらい。

そういうときに、OBDアナライザでデータのログを取るとあとからEXCELなどの表計算ソフトにデータを読み込むこともできるので、時系列での変化がわかりやすいのです。

EXCELでグラフ化PlotSample

古い車を大切に乗っている方、ぜひお試しください