楽しいラジオの製作

自社製品の宣伝ではありますが...きっと楽しめると思いますのでぜひお試しください。

子供の頃に、”子供の科学”や”ラジオの製作”という月刊誌の回路図を見ながら、ラジオを自作したことがあった。 大抵まともに音が出ないのだが、小さい音でも聞こえたときの喜びは格別だった。

今は海外生活のため、昔ながらのアナログラジオではNHKの短波放送しか聞こえないのだが、radiko、らじる★らじるのおかげでVPN接続した状態であれば世界中どこにいても日本のラジオが高音質で楽しめるようになった。

そこで製作したのが「ホームラジオ」で、私自身も毎日活用していてラジオを大いに楽しむことができている。 今日はこの「ホームラジオ」の作成方法を図解で解説する。 夏休みの工作にもお勧めです。

(完成品も販売していますので こちら を御覧ください)


必要なもの

parts

 

  1. ラズベリーパイ B+、Pi 2、Pi 3 のいずれか(Pi 3 なら本体だけで無線LANで接続できます。) Raspberry Pi 3 Model B (Element14)
  2. マイクロSDカード 8GB以上のもの (新しく買うのであれば、相性が良いSanDiskのSDSDQAB-008Gや016Gがお勧めです) SDSDQAB-016G
  3. ACアダプタとマイクロUSBケーブル ACアダプタは5V、1A以上のもの。スマホに付属しているACアダプタとマイクロUSBケーブルが余っていれば流用可能です。 ACアダプタを買う場合は、ノーブランドの中国製ではなく国内メーカーが販売しているものを買ってください。 以前、ノーブランド中国製のAppleコピー商品を使っていてケースがガバっとはずれて感電しそうになったことがありますし火災の危険もあります。 マイクロUSBケーブルを買う場合は100円ショップでなるべく太いのを買いましょう。楽天などで販売されているノーブランド品は中の線が細くて電圧が下がってしまい、正常に動作しないことがあります。 ACアダプタの代わりにモバイルバッテリーをつかえばポケットラジオ化出来ます。 (※ラズベリーパイ 3 は5V2.5AのACアダプタを推奨していますが、外付けのUSB機器を接続しない場合の動作時電流は最大でも0.7A前後ですので、1AのACアダプタでも動作可能です。 詳細は こちら をご参照ください。)
  4. ルータに接続されたLANケーブル。 無線LANで接続する場合でも、最初の設定に必要です。
  5. ヘッドフォン、あるいはアンプつきスピーカーや、高級アンプと高級スピーカーなど。3.5mmのステレオプラグで接続できるオーディオ機器。

SDカードの書き込み

まずマイクロSDカードにホームラジオのイメージファイルを書き込みます。 ファイルは下のリンクからダウンロードし、適当な場所に保存してください。 シェアウエア製品ですが、電源を入れてから8時間は制限なくお試しいただけます。 継続して試用する場合は一度電源を抜いてから入れなせば復活します。

ホームラジオのイメージファイルダウンロード

  1. ダウンロードしたファイルを解凍してください。 フリーソフトの解凍ツールでは、中身がなにもないように見えることがありますので、Windowsの機能で解凍することをお薦めします。unzipfile
  2. 書き込みツール win32diskimager をダウンロードしてインストールしてください。 diskimager01
  3. 新しいマイクロSDカードをパソコンのカードリーダに挿しこみます。 カードリーダがついていない場合は100円ショップでカードリーダを買ってきてください。
  4. win32diskimagerを起動し、Image File欄には先ほど解凍したファイル、DeviceにはマイクロSDカードのドライブレターを選択し、Writeのボタンを押して書き込みが完了するのを待ちます。 Device欄に間違ったドライブレターを指定したままWriteボタンを押してしまうと、そのドライブのファイルがすべて消えてしまいますので、外付けのUSBハードディスクなどをお使いの場合は十分注意してください。 write

組み立て

マイクロSDカードをラズベリーパイに挿しこみ、ルータにつながったLANケーブル、ヘッドフォン(またはアンプつきスピーカー)を接続してから、ACアダプタを接続します。

connect

電源が入ると、約30秒ほどでIPアドレスを知らせる音声が3回繰り返し流れます。 そのIPアドレスをメモしてください。(例:IPアドレスは 192.168.11.46、IPアドレスは...)


ラジオを聴く

完成したホームラジオと同じLAN内に接続されているパソコンやスマホのブラウザを起動し、メモしたIPアドレスを開きます。(例: http://192.168.11.46 )

ユーザー名、パスワードを要求する認証画面が出ますので、ユーザー名 radio、パスワード home と入力してページを開きます。

最初に”ライブ”のページが開きますので、放送局名のアイコンをクリックすればすぐにラジオを聴くことができます。

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※海外にお住まいの方は、”ライブ”のページ上に”エリア外”の表示が出ます。 その場合は”システム設定”ページ内のVPN接続の設定で、日本国内のVPNサーバー(PPTP)を指定することによりラジオが聴けるようになります。

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無線LANで接続する

ラズベリーパイ 3 を使っている場合、あるいは B+, パイ2を使っている場合でもUSB接続の無線LANアダプタを購入してUSBコネクタに挿し込めば無線LANでの接続が可能になります。 システム設定ページを開き、無線LAN設定部分のSSID欄からご自宅の親機を選択し、暗号化キーを入力してApplyボタンを押します。

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接続に成功するまでしばらくお待ち下さい。

hrpc03

接続に成功したら、LANケーブルを抜いてからACアダプタを一度抜き、入れなおしてください。 ヘッドフォンから新しいIPアドレスが流れますので、そのIPアドレスを改めてメモします。 以降はその新しいIPアドレスをブラウザに入力してページを開いてください。

※ラズベリーパイ B+, 2でUSB接続の無線LANアダプタを使用する場合は、下記二点の製品が動作確認できていますのでお薦めします。
BUFFALO WLI-UC-GNME

海外にお住まいの方は、Tenda W311MI が入手可能かと思います。


録音する

タイマー録音をするには、”番組表”ページを開き、予約したい番組の横にある予約ボタンをクリックします。 あるいは、”自動予約キーワード登録”をクリックして、繰り返し録音したい番組名を含むキーワードを登録することも出来ます。

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予約キーワード登録画面では、キーワードに *** と入力すると、すべての番組を録音させることが可能です。

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録音した番組を聴く

録音した番組は、”録音ファイル”ページにリストアップされていますので、番組名左側の再生ボタンをクリックして再生することが出来ます。 また、番組名部分はファイルへのリンクになっていますのでそこをクリックすればパソコンやスマホにダウンロードすることも可能です。

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DLNAレンダラー/AirPlay機能でオーディオスピーカーとして使う

ホームラジオにはDLNAレンダラー機能、AirPlay機能がインストールされていますので、ラジオを楽しむだけでなく、パソコンやスマホに入っている音楽をホームラジオに接続したスピーカーから再生することが出来ます。

  1. AndroidスマホにインストールしたBubbleUPnPで音楽を再生する例

アプリを起動し、メニューから Renderer をタップします

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レンダラーの選択画面で、homeradioをタップします

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楽曲を再生すると、ホームラジオに接続したヘッドフォン、スピーカーから音楽が流れます

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2. iTunesの楽曲をAirPlayで再生する例

iTunesを起動し、再生デバイス選択アイコンをクリックして Homeradio を選択します

itunes


上記で紹介した以外にもいろいろな設定が出来ますので、詳しくはこちらのマニュアルをお読みください。

さらに高音質を楽しみたい方は、USBオーディオデバイスを接続すれば自動的にそちらから音が出るようになりますのでお試しください。 秋月電子のUSB DACや、一般的なUSBオーディオデバイスで動作確認しております。

将来的にはハイレゾDAC、高音質デジタルアンプなどを統合した基板の追加も出来るようにしようとサンプル取り寄せ中です。

suptronics_x400

本記事にご質問がある場合は、contact@starstonesoft.com までお問い合わせください。


starstonesoft

投稿者: starstonesoft

1995年からフィリピン在住。 海外生活に役立つことなどを紹介していきたいです。

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