中国通販の変なもの

結構頻繁にBanggoodで買い物をしますが、そうするとブラウザに関連の広告が出るようになります。

今日出ていた広告はこれでした。

こんなものが売れるかどうか知りませんが、いろいろな変なものも含め、日本にはないアイディア商品や安い電子機器などがあってすごいと思います。

 


SMSで即座に車のオーナーがわかるように

いつも朝ごはんを食べながらフィリピンのニュース番組を見ていますが、昨日のニュースで

SMS ”LTO VEHICLE <plate number>” to 2600 to identfy car owner instantly. LTO.

というような文字ニュースを見ました。

フィリピンの携帯電話で、たとえば

LTO VEHICLE ABC123

というメッセージを2600あてに送ると所有者が即座にわかるらしいです。

早速自分の車のナンバーで試してみましたところ、2分ほど経ってから返信が来ました。 内容は

Plate no: xxxxxx/ Make volvo/ Model:s7 glt/Year 1999/ Color: o white/ Registered last 02/17/2017, has no LTO apprehension, has no LTO alarm, P2.50/text

ということで、車種や色、年式、登録更新の日付、LTO(陸運局)の逮捕歴、アラームの有無だけで、自分の名前は入っていませんでした。 一回2.5ペソかかりました。

この仕組みは随分前からあったようですが、昨日ニュースになっていたとすると、この情報に加えてオーナーの名前もわかるようになる、ということかもしれません。

個人で車を売買する場合や、犯罪者の車を目撃した場合などには役に立ちそうですが、日本ではストーカーが悪用したりすることを心配して、実現することはないでしょうね。

本件についてはどうかわかりませんが、日本の役所仕事は完全に時代遅れで後進国です。 相続が発生したとき、相続人を特定するために故人の生涯の戸籍謄本を全部要求される(銀行などに)のをご存知でしょうか。 たとえば大正生まれの人がなくなったとして、その人が何度か戸籍を移動していた場合、大正時代の紙に筆で書かれたような戸籍謄本まで、その地の市役所から取得しなくてはならないんですよ。 馬鹿じゃないでしょうか。 マイナンバーカードを始めたのなら、生涯の戸籍も全部電子化して入力してくれればいいのに。 人間、全員死ぬんですから、結局日本人全員分(相続人がいない人は除く)の古い戸籍をコピーして発行することになるんですから。

出来ない理由を考えている暇があるなら、出来る方法を考える、役所に限らずに進歩するための基本です。


Banggoodでお買い物

過去の記事で 中国の通販DHGateで失敗したこと というのがありますが、今も多くの人が読んでくださっています。 また、同じように失敗された経験をコメントに書き込んでいただいてますが、今日は別の中国の通販 Banggood.comについて書きたいと思います。

先週はクリスマスの電飾を買いました。

一週間ほどで届きました。 早速試したところ、リモコンが使えません。 送信機側か受信側か判定するため、スマホのカメラに向けてリモコンのボタンを押しましたが、赤外線LEDが発光していません。

ばらしてみましたら、電池ホルダーの+側接点をはんだ付けし忘れた(あるいは組み立てのときにイモ付けが外れた)ようでした。

返品、交換をしてもらうとその期間電飾が使えないので、自分で適当なバネを作ってはんだ付けし、修理しました。

今注文中で到着待ちのもの、監視カメラです。

WIFI接続、内部SDカードに録画可能、スマホやPCで視聴、双方向の音声通話可能(マイク、スピーカー内蔵)、スマホ画面上でカメラの向きを調整可能、これだけついてたったの16.99ドルなんですよ。 すごいコストパフォーマンスです。

これまで、Raspberry pi B 初期型にウェブカメラをつないで玄関先の訪問者が見えるようにしていましたが、先週故障しましたので、これに交換することにしました。 届くのが楽しみです。

DHGateと比較してBanggood.comのいいところは、

・多分商品は自社倉庫から出荷しています。 DHGateは楽天みたいな、完全に店子が販売して、大家は店子から手数料を取るスタイル、Banggood.comはAmazonの、マーケットプレイスを除く自社販売部門のような感じだと思います。

・従って発送が速いです。

・送料が格安です。 通常送料無料ですが、ここフィリピンでは郵便局が関わる荷物は届きませんので、FedexやDHLを選択することが必須ですが、Banggood.comではExpedited shipping (DHLで配達されます)を選択しても追加の送料は10ドル以下です。 日本なら、宅急便の60サイズで東京から北海道に送ってもそれくらいかかるんではなかったかと思いますが、中国から飛行機に乗って数日で届くのに10ドルなんですよ。 安くて安心なので感謝しています。

皆さんも一度Banggood.comを使ってみてはいかがでしょうか。 今まで10回くらい使っていますが、ここでは事故にあったことは一度もないです。信頼度が高い順では Banggood >> DHGate >= Aliexpress という感じです。

注意:上記の監視カメラなど、無線LANを使用している製品は、日本がガラパゴス化して世界から取り残されるように尽力しておられる総務省様ご指導の”技適”が通っておりませんので、電源を入れた途端に電波法違反になります。 外国人が日本に旅行にくるときに持ってくるスマホ同様、技適が通っていない無線LAN機器でも実際には迷惑をかけることなんてないに決まっている!、と思われる方も、一応ご注意ください。 クリスマス電飾のACアダプタも、PSEマークがありませんので、日本で使用する場合は自分で12Vの高価なPSEマークつきACアダプタを調達してください。(付属のアダプタはCEマークはついていて品質もよさそうに見えますが、私達日本人の安全を最優先に考えて下さる経済産業省様ご指導により、PSEマークが必要です)


USBパワーコンディショナーなるもの

このところ忙しくて更新できませんでしたが、昨晩、夕食が乗ったおぼんを持って階段を上がろうとした所、最初の段でけつまづいてしまい、落として割れたコップで手を切って痛いので、今日は仕事は休みにしました。

さて、ぼろい商売なのか?、USBパワーコンディショナーです。これを挿し込むと音質が向上するらしいです。

パナソニックが究極のものを発売するそうで、店頭予想価格は3万円だとか。

良心的だと思ったのは、中身の写真を公開していることです。 超高級コンデンサ3個と超高級抵抗1個が見えています。 ケースはアルミ切削加工だそうです。

コンデンサ1個300円、抵抗300円だとして1200円、ケース600円くらいでしょうか。基板は小さいから300円、金メッキのコネクタ200円ですかねー。

でも、販売台数は相当少ないでしょうから、いろいろな部分のコストを考えると3万円でも納得ですね。 音質がよくなるかどうかは、、、知りません。 少なくとも私にはわからない自信があります。(ハイレゾと従来CD音質の違いがわかりませんので)

オーディオマニアの方、100円くらいでできる、普通のコンデンサと抵抗で作った自作品で高級機に対抗してください。

 


神戸製鋼のデータ改ざん問題と安全率

神戸製鋼の製品データ改ざんがアルミ製品、鉄粉だけでなく鉄鋼線材にまで及んできました。

当然、それぞれの製品は別の部署で作っているのでしょうから、一部担当者や課長、部長の独断ではなく、会社全体で計画的にインチキをやっていたのだと思います。 重役が粉飾を指示していた東芝同様、こんな会社に救済の必要などなく、さっさと潰れるべきです。

私は昔、田舎大学の機械科を卒業しましたが、今回のニュースに触れて”安全率”について習ったことを思い出しました。 機械設計の講義で、旋盤の歯車の図面を書く授業でしたが、そのときに「計算上必要な強度に、安全率5倍を掛けて設計するように」と教わりました。

安全率についてはこちらのページに詳しい解説がありましたが、鋼の場合では静的な荷重の場合は安全率の目安は3、動的な荷重で引張りまたは圧縮のどちらかのみの場合は5、両方の場合は6、激しい繰り返し荷重や衝撃の場合は12となっています。

たとえば、総重量10トンのトラックが一度に10台並ぶ長さの橋をかけるとしたら、100トンまで耐えられるように設計すれば理論的には橋は落ちませんが、実際の設計では安全率3または5が掛けられているので、300トンないし500トンの重量が乗っかっても落ちないのです。

今回のニュースにおいては実際の改ざんデータの内容が出てこないのでわからないのですが、もしそれがメーカーから要求された強度に対して1割程度強度が低いものをインチキデータとともに納品していた、というレベルであれば、メーカー側の設計で十分な安全率をとっていれば最終製品の安全性に問題はないという結論になるでしょう。

このあたりのことを実際のデータにもとづいて冷静に考慮すべきだと思いますが、インチキを指示した重役達は絶対に許されるべきではありません。

出来上がったアルミや鉄鋼製品が顧客の要求スペックを下回ったのであれば、かつその強度でも最終製品の安全性が確保されるのであれば、メーカーは顧客にスペック緩和のお願いと値引きで交渉すべきです。 顧客が応じてくれなければ別の製品用に回せばいいのではないでしょうか。

インチキは絶対に駄目だけど、安全には問題ないかもしれない、という話でした。

 


ラジオサーバー、ホームラジオをアップデートしました

2017年10月13日、ラジオサーバーホームラジオのアップデートを行いました。

変更点は以下の通りです。

・らじる★らじるを録音した際に、番組終了より数十秒早く録音が終了してしまう点の修正→録音終了を1分延長しました。

・10月2日に一部エリアで開始された、radiko.jpによるNHKの実験放送への対応

・本年度これまでに新規追加された放送局への対応

現在お使いの方はご自身のラジオサーバー、ホームラジオのシステム設定ページ下部のオンラインアップデートから更新をしてください。

新規にシェアウエア版のイメージファイルをダウンロードされる場合は、本日時点ではGoogleドライブのリンクからダウンロードをお願いします。 Vectorのファイルは2日程度で最新版に更新されます。

 


尊敬する人、がっかりな人

もう何年も前、うちのトイレの流れが悪くなったことがありました。 二階のトイレを流すと一階のトイレから水が上がってくるような状態で、スッポンや詰まり取りワイヤではどうにもならず、業者さんを呼びました。

フィリピンでは道端などに poso negro と書かれた看板があったり、インターネットで検索すれば多くの業者が見つかりますが、当時は検索して近くの業者が見つかったので依頼しました。

すぐに4人くらいやってきまして、一人は会計係的な人(オーナーかも)、あと3人が作業者で、建物の前のコンクリの部分の、おそらく汚水枡があると思われるあたりを太くて長い鉄筋を使って穴を開け始めました。 3人がかりで鉄筋を持ち上げて落とす、を繰り返し、うまく汚水の場所に到達し、その後同じ方法で四角い穴を作りました。

で、詰まりを取る段階になって、うち一人がパンツ一枚になって汚水桝の中に胸まで浸かって、下の方に手を突っ込んで排水管に詰まっている布切れ(誰が流したか不明)を取り除いてくれたんです。

その後、配管を一本増設し、コンクリで蓋をして完了まで半日程度の作業でした。

なにが感動したかって、このパンツ一枚で汚水桝に躊躇なく胸まで入るおじさんにです。 なにしろ途中に浄化槽があるわけではないので、トイレの排水がそのままここに溜まっているので、想像の通りの状況です。

ただただ、この人の勇気、仕事に対する姿勢、きっと家で待っているであろうご家族のために頑張って仕事をしておられるのだろうと想像し、数年立った今でも当時の感動は忘れられず、私の最も尊敬する人物となりました。

がっかりする人、この話を聞いて嫌な顔をするお金持ちの人、職業に貴賎があると思っている人。

賄賂をもらって私腹を肥やし、召使がたくさんいるいい家に住んでいる役人と、つらい仕事でも家族のために頑張っているおじさん、あえて貴賎をつけるならば前者が浅ましく卑しい、後者は尊いに違いありません。

 

 

 


ラジオサーバー、ホームラジオでNHKが受信できない件

9月9日追記

ラジオサーバーv3.2.5のSDカードイメージファイルを公開しました。 シェアウエア試用中の方、オンラインアップデートで現象が改善されなかった方はこちらをご利用ください。

https://drive.google.com/file/d/0B7T7P5pEy2D9Rk9ic1l5eWtRMTg/view?usp=sharing

9月8日追記

ラジオサーバーをご利用の方、大変申し訳ありません。 昨日公開のv3.2.4に、特定の環境(システム設定ページ内でストリーミングサーバーポートをデフォルトの8090から変更している場合)において、NHKのライブ聴取が出来ないバグがありました。 現在の最新版はv3.2.5ですので、もし上記に該当する場合は再度オンラインアップデートを行ってください。 v3.2.4からのオンラインアップデートは1分ほどで完了します。 シェアウエア版SDカードイメージ全体は明日9日に更新予定です。この問題はホームラジオには影響がありません。

9月7日追記

ホームラジオ、ラジオサーバーともにオンラインアップデートで改善されますので、ご自身のホームラジオ、ラジオサーバーの”システム設定”ページ最下部からアップデートを行ってください。 アップデートには高性能版(Raspberry pi 3)で2時間程、通常版(Raspberry pi B+)では半日位かかりますので、アップデートを開始したらそのまま放置してください。 完了後、自動的に再起動します。 この間、ブラウザを閉じてしまってもアップデートは継続されますので電源を切らずにお待ち下さい。

シェアウエア版でご試用中の方はオンラインアップデートが出来ませんので、再度SDカードイメージをダウンロードして書き込みを行ってください。 現在、最新版のSDカードイメージは各製品のページのGoogleドライブのリンクからダウンロードしていただけます。(Vectorは数日後)

----------ここまで追記

 

本日9月5日から、ラジオサーバー、ホームラジオでNHKのらじる★らじるが受信できなくなりました。

調査の結果、配信プロトコルが変更されたものとわかり、現在対策版を製作中です。

明日6日には完成する予定ですので、ご利用の方にはご迷惑をおかけいたしますがもう少々お待ち下さい。

完成後、既存ユーザーの方はオンラインバージョンアップにて更新版を配布させていただきますが、今回のバージョンアップでは一部プログラムの再コンパイルが必要であり、アップデートに数時間かかるものと思われます。

アップデートの途中で電源を切ってしまうと動作しなくなる可能性がありますが、その場合はご連絡いただければ最新版のSDカードイメージファイルをご提供いたします。

準備が整い次第、ホームページにてご案内いたします。


フィリピンの駄目なもの

最近一ヶ月で経験した、フィリピンの駄目なもの三題です。

1.シャープの洗濯機

また壊れました。 こちらの記事で書いたシャープの洗濯機です。

2013年末に購入、2015年に脱水のモーター故障でモーター交換、同年一ヶ月後に脱水槽ふた部分のスプリングとスイッチが腐食して交換、2017年再度スプリングが腐食して折れ、ついに今月また脱水槽のモーター故障です。 脱水槽のモーターは2年に一度交換しないといけないように設計なさっているのだと思います。 シャープなのに、Alibabaで売られている中国製のモーターをそのままラベルを貼ったまま使用しています。 せめて、受け入れ検査や耐久性の試験をしましょうよ。

さすがシャープ

2年に一度、モーター交換費用を払うのは嫌なので、Panasonicのものに買い替えました。 見たところ設計はしっかりしていそうです。

2.PhilpostのEMS

以前、こちらの記事で書きましたように、PhilpostのEMSは現在はちゃんと配達してくれるようになったと喜んでいましたが、ぬか喜びでした。

今年3度目のEMS発送で、マニラ空港近くのExpress Mail Exchange Department, Central Mail Exchange Center なるところでホールドされてしまいました。

8月11日以降、ステータスがアップデートされず、メールで問い合わせてみましたところ、税関の検査が必要なので空港近くのCentral Mail Exchange Centerまで来いとのこと、時間がないから行けないので開封して検査してもいいから配達してくれと再度問い合わせましたが、本人または代理人の前でないと開封できないことになっている、の一点張りです。 メトロマニラ在住の場合はCentral Mail Exchange Centerに来なければならないことになっている、とおっしゃいます。 うちからは距離は22kmですが、郵便局があいている時間(平日朝8時から午後4時)に行こうとすれば往復とも大渋滞で片道2時間です。 さらに郵便局で1時間待たされれば5時間もかかります。(メトロマニラは広いので、一番遠くに住んでいる人なら片道3時間でしょうか。かわいそうに)

荷物の中身は中国の通販で購入した15ドル程度の部品、送料とあわせても25ドルですから、1250ペソくらいです。 現在は1万ペソまで非課税になっているのに、5時間と往復する費用をかけさせてまで郵便局に呼ぶのは、配達が面倒くさいのか、あるいは税関職員の私腹を肥やすことが目的なのかはわかりません。 税関といえば、関税局長官が中国人ビジネスマンの覚せい剤輸入(600キロ以上)を黙認して賄賂をもらっていたとしてフィリピンの国会で喚問中ですが、長官がそういう人ならば職員は真似するでしょうよ。 根っこが腐った組織は枝葉も腐っています。 腐った人間の言いなりは嫌なので今回の荷物は放棄し、別の配送方法で新しく注文し直しました。

3.卵も腐ってる

今週、UPタウンセンターのMerkadoというスーパーマーケットで買った卵も腐っています。

割るときに黄身が殻にくっついていて崩れます。すでに黒ずんでます。

賞味期限は091817、つまり9月18日まで(今日はまだ8月19日)です。あと一ヶ月置いておいたらどうなるのか、経営者の方にはぜひ味わってみて欲しいところです。 このパックは黒ずんでいなくても黄身が崩れてでてくる率は30%くらいありました。 ラーメンに卵を入れるときは、必ず別の器で割ってみてからいれましょう。でないとラーメンが台無しになる可能性が30%です。

 

 


Raspberry pi でVPN拠点間接続

海外在住の人は同様かと思いますが、海外のインターネット接続では日本のradikoその他の一部サービスにアクセスできません。

また、フィリピンの私が使っているプロバイダ(PLDT)は、今年の3月にIPアドレスの割当がグローバルIPからプライベートIPに変わってしまいました。 これは、私が日本に帰省している間に、主たる作業場であるフィリピンのPCに外部から接続することの障害になります。

そこで、フィリピンの自宅内のすべてのPCやデバイスを日本の実家の回線にVPNで拠点間接続することにしました。

現在の構成は下図のようになっています。

この図の中の、無線LANルータを取り外し、Raspberry pi 3で作成したVPN ブリッジに置き換えます。 そうすると、VPNブリッジの配下に接続されているすべてのPCやスマートフォンは、日本の実家のルータに直接接続しているのと全く同じ状態になります。その結果、日本限定のサービスの利用や実家のひかり電話を海外で利用すること、日本と海外でのファイル共有、さらにプライベートIPアドレスが割り当てられている海外のネットワークに対して日本からWake On LAN させたり、VNCで接続して操作する、といったことが可能になります。

※フィリピンのPLDTのADSLはPPPoEの認証なしに、LANポートに接続したデバイスに直接IPアドレスが割り当てられますので、ルータを取り外して置き換えることが可能です。 そうでない環境では、現在のルータのLAN側ポートに刺さっているLANケーブルを全部抜き、今回作成するVPNブリッジのWAN側ポートをルータのLAN側ポートに、VPNブリッジのLAN側ポートをスイッチングハブに接続し、ルータから抜いたケーブルはスイッチングハブに接続すればOKです。

実際のものはこんな感じです。

Raspberry pi 3にUSB LANアダプタを接続します。 ルータで例えると、Raspberry pi にもともとついているLANアダプタがWAN側、追加したUSBのLANアダプタがLAN側になります。 このアダプタにはケーブルが一本しか刺せませんので、実際にはこの先に8ポートのスイッチングハブを接続し、すべてのPCやデバイスに接続できるようにしています。 また、Raspberry pi 3に最初から内蔵されているWIFIアダプタは、無線LANルータにWIFI接続するのと同じく、無線LANの機器を接続することが可能です。

以上が概略ですが、実際の作業手順は以下のようになります。

必要なもの

  • 自分のSoftEther VPNサーバー。(こちらをご購入いただくとすごく簡単です。)日本の実家などに設置してください。VPNサーバーの設置場所が親拠点というか、本店という位置づけになります。
  • Rasoberry pi 3 、ACアダプタ、マイクロSDカード8GB、電源ケーブルなど。
  • USB接続のLANアダプタ。Raspbianにドライバが入っていてすぐ動作するものが簡単です。 AX8872Bのものなら大丈夫そうでしたので、私はこちらを買いました。

作業手順

マイクロSDカードに Raspbian Jessie を書き込み、LANケーブルでルータに接続して起動します。

ルータのステータス画面で確認するか、netenum などのツールを使って Raspberry pi のIPアドレスを調べます。

TeratermなどでSSH接続します。

以下、ターミナルからの操作です。

SoftEther VPN Bridge をダウンロードします。

解凍します。

解凍されたファイルがあるフォルダ vpnbridge に移動します。

makeします。

すると、ライセンス許諾の説明が表示されますので、1、1、1で進めます。 終わったらフォルダを移動します。

移動したフォルダに入り、ファイルの権限を設定します。

自動起動スクリプトを作成します。

エディタが開きますので、下記を貼り付けてから CTRL+x, y, Enterキーで保存して閉じます。

作成したファイルに実行権限を与えます。

自動起動するように設定します。

ここで一度再起動してください。

 

続いて SoftEther VPNサーバー管理マネージャを使って設定を行います。

SoftEther VPNサーバー管理マネージャをWindowsのPCにダウンロードしてインストールします。

新しい接続設定をクリック
Raspberry piのIPアドレスを”ホスト名”欄に入力

 

接続ボタンをクリック
適当なパスワードを設定、たとえば password とか
拠点間接続に最初からチェックが入っているのでそのまま次へ
接続先のVPN Serverへの接続設定を行う
自分用のSoftEther VPNサーバーのアドレス、ポート番号を入力し、仮想ハブ名を選択。 ユーザー名とパスワードを入れてOKをクリック

 

正しく入力されていれば”オンライン”の表示になります
ローカルブリッジの設定欄をドロップダウンし、追加したUSBのネットワークアダプタ(eth1)を選択する

以上の手順で有線LANについては完成です。

Raspberry pi 3には内蔵の無線LAN機能がありますので、ついでに無線LANでも接続できるようにします。

再びSSHでRaspberry pi に接続します。

apt-get updateしてから hostapdをインストールします。

続いて hostapd の設定ファイルを作成します。

エディタが開いたら下記内容をコピーして貼り付け、CTRL+x, y, Enterキーで保存して閉じます。

最後の二行の ssid は好きなSSID名に、wpa_passphrase は無線LANで接続する際のパスワードですので適当なパスワード(8文字以上)に設定してください。

続いて hostapdが起動するときに上記の設定ファイルを読み込むように設定します。

エディタが開きますので、

という行を探し、

に書き換えます。

ここまで出来たら再度SoftEther VPNサーバー管理マネージャを使ってブリッジの設定を追加します。先ほどは eth1 をブリッジ接続しましたが、今度は wlan0を追加します。

ドロップダウンリストの一番下 wlan0 を選択します。

完成です。 ここで電源を急に切ると設定が消える場合がありますので、一度ちゃんとシャットダウンしてください。

出来上がりました。

ルータのWAN側がPPPoEでなくDHCPになっている場合はルータを取り外し、Raspberry piのWAN側(内蔵のLANポート)をモデムに、LAN側(追加したLANアダプタ)をハブに接続し、PCなどのデバイスはハブに接続してください。

ルータのWAN側がPPPoEになっている場合は、ルータのLAN側ケーブルを全部抜き、本機のWAN側だけをルータのLAN側に接続、本機LAN側からハブを経由してすべてのPCなどに接続します。

電源を入れて1分ほどでVPN接続が確立し、PCにはVPNサーバーが設置してある場所のルータからIPアドレスが割り振られます。PCを再起動するか、ネットワークアダプタを一度無効にしてから有効に戻してください。

実際に作成してすでに数日間使っていますが快調です。 停電やADSLのコネクションが切れるようなことがあっても、回復すれば自動的に再接続されますので安心です。